A.B.C-Zにハマったきっかけ、そして飛行石のバズーカ

A.B.C-Zのファンです。A.B.C-Zへのはち切れんばかりの思いをどっかに残しておきたいな〜。Twitterは交流もできて楽しいけど長文になりそう、既にアカウントが複数個あって管理できるか心配と思いブログにしました。


伊坂幸太郎さんきっかけで戸塚祥太さんを知る→戸塚さんを調べてみる→戸塚祥太 奇行 の文字→奇行で調べてみる→この人なんか変…→私服がおかしな方向にダサい→飛行石で胸を撃たれる→ファンになる→A.B.C-Zすごい!love!


私はジャニーズに今まで興味を持ったことがなかった。

20数年間生きて来て趣味は音楽を聴くこと。主にライブハウスやホール、時には東京ドームにも行ったけど主にバンドのみ。アイドルも昔モー娘。時代のゴマキにハマって以来特別応援しているグループは無かった。

初めはA.B.C-ZというグループもMステでたまたま目にして、デビューしたてにしては年齢層高いな、くらいで名前すら覚えてないくらいの印象。


当時はアイドルソングといえば言葉が綺麗でそのまんま過ぎるイメージで、曲調はキャッチーで耳残りが良くて私が好きなバンドみたいに何度も聞いてるうちに沁み入って好きになるような曲は無いな、ヒットチャート上位に食い込むことが第一なんて古い。ラブソングばっかりなのは良いけど他に歌うことはないの?と散々なイメージを持ってて自分の好きなものが1番素晴らしいと思い込んでる視野の狭い人間だった…。


そんな自分の好きなものが正しくて、他のものはおかしい、と自分で書いてて膝を抱えたくなるような考えの私がなぜ偏見のあったアイドル、ジャニーズのA.B.C-Zを好きになったのか。きっかけは伊坂幸太郎さんだ。


邦楽を聴くきっかけになったのは中学生の頃クラスのKちゃんがCDを貸してくれたことがきっかけで、そのKちゃんの勧めてくれる音楽は私の趣味にピッタリでこの子が勧めてくれるものは全部受け取りたい!と思った時に伊坂幸太郎さんの『チルドレン』を貸してもらった。読書は好きだったけど好きな本や作家さんは開拓のしかたが分からず同じ本を表紙が取れるくらい何度も読んでいた私は新しい作家さんを教えてもらえて伊坂さんの既刊の書は全て読んだ。伊坂さんのファンになった。


それから大学生になってからも伊坂さんが好きで、ある日書店をうろついていたら伊坂さん特集のダ・ヴィンチを発見。

早速買って読んでいたら伊坂さんファンのジャニーズアイドルとの対談の記事があった。そのアイドルが戸塚祥太さんだったんだけどもその戸塚祥太さんがいう言葉があー分かる、分かるよファンの人の気持ちを代弁してくれてるよ。と頷きながら読み進めた。「伊坂さんバンドが好きだからアイドルソングはあまり好まれないのでは」と心配だったと語る戸塚祥太さんの言葉もこの人は自分の立ち位置と他者がどう思うかも考えられるんだなと思い好感を抱き、伊坂さんが好きならこの人はいいセンスを持ってるに違いない!と少し短絡的な考えだったけども戸塚さんを応援したくなった。この時の戸塚祥太さんの見た目は特に気にならず。


戸塚さんと伊坂さんについて他に何か記事がないかな?とインターネットで検索しょうと戸塚祥太、と打ったところで検索エンジンの候補で「戸塚祥太 奇行 」と出て来た。その後伊坂幸太郎 と打とうとしていた手が止まった。奇行という言葉は普段なかなか目にしない、しかもジャニーズアイドルで奇行の文字が一緒に出てくるなんてことあるの?と不審に思った。気にせず伊坂幸太郎と打とうと思ったけれどその時伊坂さん『モダンタイムス』で「検索で始まる」のような文があったことを思い出した。大げさだけどこの瞬間に全て私とA.B.C-Zの全てが始まった!!!


戸塚祥太 奇行 で調べると、妙ちくりんで不気味に思う変なことがたくさん書いてあった。そのうちどれが本当のことでどれがフィクションかは分からないけどこのことがまことしやかに書かれている戸塚さんは何者なのか、怖いもの見たさでより調べ始めた。

そうすると戸塚祥太 私服 というフレーズがあり調べると服がダサかった。

私の知ってるダサい私服は①尖りすぎている、攻めすぎている。例えば靴先の鋭利なブーツ、膝上の短パンに素足で革靴など。②服に興味が無い。家での度重なる洗濯によって色落ちしたジーンズやビデオカメラが入ってるような鞄を愛用、運動靴など

の2つのイメージだったが、戸塚祥太さんはその2つのどちらでも無いが両方の要素を含んでいた。

服へのこだわり、触れてはいけない雰囲気、ソウルは①に近いが②に感じる好感を持った。①は体を構えるが、②は微笑ましくなる。そのスタイルを変えず貫いて欲しいと思う。

戸塚祥太さんの私服は触れてはいけない気がするもののどこか微笑ましさもありファッション雑誌のような私服では無くこのままでいて欲しいと願った。①と②のハイブリッド、いいとこ取りという新種である。

バンダナやカウボーイハットを愛用、シャツは第1ボタンからしめてシャツイン。文系男子がシャツを第1ボタンからしめるのは定番だっだけれどその着方とは違った。彼はダサい私服では無くヤバイ私服だ。

綺麗な顔と強い意志を感じるヤバイ私服の組み合わせによる違和感。私はこういった違和感が好きだった。ギャップとは違う違和感。


決定打は「戸塚祥太 飛行石」の文字で画像検索で目に飛び込んで来た飛行石を首から戸塚祥太さん。

俺、飛行石身に付けちゃってるよ!では無く、アクセサリーの選択肢の1つとして何食わぬ顔して首から下げている。にこやかな笑顔、凛々しい表情、アロハ!ポーズをしながらの満面の笑み、全てに飛行石が首にある。


親方…親方…、私は胸を撃たれた。ハートが遠くへ行った。天を仰いだ。噛み締めた。

ソウルを感じさせる私服で被弾しながらも逃げ切れると思い込んでいた中、飛行石のバズーカで身体は吹っ飛び心臓は撃たれ遥か彼方へ…。この心臓はいつ返ってくるのか、果たして二度と返ってこないのか。


私はジブリ男子と呼ばれる、ジブリに出てくるような男性が好きだったがまさかジブリのヒロインが持っていたキーアイテムを身に付けた男性に胸を撃たれるとは思いもしなかった。(今この文を書いている施設で、オルゴールの海が見える街が流れた。ジブリよ…)


その日からテレビ東京のABChanZooを毎週欠かさず観て、彼らがリリースした作品を集め毎日彼らの作品で胸をときめかせている。伊坂さん、検索で全てが始まったよ…。